退職代行サービスが大繁盛。私が思うこと。
退職代行サービスって、不義理なのか?
「退職代行サービス」が大人気らしい。
退職したい旨を代理で伝えてくれて、あとは法律に従って淡々と処理される。「辞められると困る」とか「お前なんてどこに行っても通用しないぞ!」なんて煩わしいコミュニケーションも不要。引き継ぎが終わらないとダメ、有休は使えない、みたいな厄介ごとも少なかろう。
不義理に思う人の方が多いかもしれない。たしかに、「けじめは自分でつけるべき」と考える人にとっては、納得できないサービスだと思う。
でも、自分は「ある特性を持った人」にとっては、これは神サービスだと思うのです。
動きたくても動けない人がいる
たとえば、「これ言ったら相手はどんな反応するかな」「怒られたり、悲しまれたりしたら嫌だな」と、相手のリアクションを考えすぎて動けなくなる人がいます。あるいは、「これってどうなるんだろう」と先回りしすぎて、面倒くささが勝ってしまう人も。
極端な面倒臭がり。たとえばこんな感じ。
- 同じ賃貸アパートに何十年も住み続けちゃう系の人
- 夏休みの宿題を絶対やってこなくて、9月いっぱい怒られ続けた系の人
- 電気やガスを止められちゃった系の人
- サブスクを解約できずに、無駄金を払い続けた系の人
- 経費精算ができなくて、交通費が全部自腹になってる人
「だらしない」と一蹴されてしまいがちな人たち。でも、本人なりにどうにもならない“苦手”を抱えていて、それでも何とか生きてる。
これはこれで、渾身の義理なんだと思う
そんな、いろいろと生きづらい勢が、自分の人生を前に進めるために、なけなしの精神力を振り絞って、退職代行サービスに電話したわけです。
せめてキッチリ退職しないと。っていう、渾身の義理を通したんだと思うんです。
幸あれ!布団の中のヒーローたちへ
もしかすると、彼ら彼女らは、代行サービスが電話している間、布団の中で震えていたかもしれません。
「ちゃんと伝わるだろうか」
「嫌味を言われないだろうか」
「最後に何か言わなきゃダメだったかな」
そんな不安を抱えながら、それでも“手続きを完了させる”という、たったひとつの行動をやり遂げた。
何かとアゲンストかもだけど…
代行サービスさんが電話しとる間、布団に潜り込んで震えながら結果を待っている皆んなに、どうか幸あれ!


