サラリーマンが絶対に手を出してはいけない「即死級の罠」とは?
誰でもできそうな課題には、手を出してはいけない
会社には「誰もがこうあるべき」と思っているのに、なぜかずっと解消されていない課題がある。
誰の目にも明らかなのに、議題にすら上がらないまま年単位で放置されている、そんな不思議な問題。
きっとあなたの職場にも、ひとつやふたつは心当たりがあるはずだ。
形式上は「いつかやらなければならないこと」であり、「誰かがやればいいこと」。
にもかかわらず、実際には誰も触れない。見ないふり。聞かなかったことにされる。
なぜか。
「誰にでもできそう」な顔をして、誰にもできなかった案件
この手の課題は、見た目のシンプルさが逆に恐ろしい。
関係者も多くない。業務も複雑ではない。目的も明快。
そのわりに、なぜかずっと実現していない。
――これには理由がある。
実はそれ、サラリーマン人生を一息に刈り取る即死級の罠かもしれない。
その正体は、絡まりきった人間関係、部署間の不信、根回し文化、前任者の負債、あるいは「誰がやるべきか」をめぐる空中戦…。
課題そのものは単純でも、それを取り巻く環境があまりにカオスすぎるのだ。
誰もが課題だと気づいていた。それでも解けなかった
「こんな単純なこと、なぜ今まで誰もやらなかったの?」
たまにそう言って乗り出す勇敢な若者がいる。
正論である。実際、仕組みを知れば知るほど「やればできること」のように思えてくる。
それだけに、当然に過去にも同じように思った人はいただろう。
きっと何人もが挑戦し、そして沈んでいったのだ。
たいていは、進める途中で調整に失敗し、「ちょっと独断が過ぎたんじゃない?」などと言われながらフェードアウトしていく。
最悪の場合、プロジェクトごと空中分解し、「あれ、結局なんだったんだっけ」という扱いになる。
当人は精一杯やったはずなのに、結果としては「余計なことをした人」にされてしまう。
デッドロック。それは組織の呪い
この種の課題は、技術やリソースではなく「空気」で止まっている。
誰が動いても、あっちを立てればこっちが立たず、そっちに配慮すれば今度はこちらが不満を抱える。
それはまるで、動かせば動かすほど硬くなるパズルのようだ。

正面から向き合えば、力ある者でも動けない。むしろ期待されたエースこそ、全方位からのプレッシャーに潰される。
だからこそ、中堅・ベテラン諸氏に伝えておきたい。
「一見簡単に見える課題」には、手を出すな。
あれはもう、雷神の武器か呪いのアイテムみたいなものだ。
知恵や経験ではどうにもならないことがある。
ただひとつの例外、それは“新人”
しかし、このデッドロックに一筋の光が差すとしたら、それは「無垢なる存在」による突破かもしれない。
組織のしがらみをまだ知らず、怖いものがない。
「まぁ今は失敗しても勉強だから」と、周囲も寛容。
彼ら・彼女らの無鉄砲さだけが、時に理不尽を突破する。
失敗したっていい。むしろ、今は失敗するのが“仕事”みたいなもの。
そう割り切れる新人にだけ許された“特権”が、そこにはある。
もちろん、すべての新人にこの役割を求めるべきではない。だがもし、自ら気づき、自発的に一歩踏み出そうとするなら、止める理由はない。
我々の代ではどうにもならなかった「アレ」や「ソレ」。それをぶち壊すのは、意外とフレッシュな腕力かもしれない。
骨は拾ってあげるから
もちろん、失敗の責任を全部押しつけて知らん顔するような職場なら論外だ。
でも、ちゃんと見ている人は見ている。
「あれは難しいやつに、よう挑んだな」
「あの経験が、後に活きるんだよ」
そう言ってくれるかつてのチャレンジャー。“負け犬パイセン”が、ちゃんと隅っこにいる。
新人の突進に「やめとけ」とは言わないけれど、「それ、やばいぞ」とだけは伝える。
それでも突進。そして、失敗したら「よし、酒でも飲むか」と笑ってやれる先輩がいたら懐いておくと良い。



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