苔テラリウム初心者の観察日記 道端のホソウリゴケを育てる vol.1

苔、入居しました。

苔テラリウム、はじめてみたくて──運命の一株を探す日々

苔テラリウムに興味を持ち、材料を揃えたものの、主役の苔がまだ見つからない。自分の目で出会いたい、その気持ち

ずっと「空室」だった小さなガラス瓶に、ついに最初の入居者がやってきた。

入ってくれたのは、道端のブロック塀のすき間にびっしり生えていた苔の一片。

朝の通勤途中に見かけて、「これはいいかも」と思って、夕方にそっとつまんできた。

ちょっと厚みがあって、触るとふかふか。明るい黄緑の葉が密に重なっていて、何とも頼もしい見た目をしている。

このあたりでよく見かけるのは「ホソウリゴケ」か「ギンゴケ」らしいけど、
この子はたぶんホソウリゴケ。
先端がメダカ水槽に入れる水草みたいな形になっていて、見覚えがある。

とりあえず、ど真ん中に。

家に帰って、ガラス瓶の準備。
底にソイルを軽く敷いて、その上に、拾ってきた苔をそっと置く。

雑に拾ってきたわりには、配置するときはやけに丁寧になってしまう。人間の温かみを感じて欲しい。

設置した場所は、東向きの窓際。
光は午前中だけ差し込む感じで、苔にとっては「まぁまぁ」な立地だと思う。

ちなみにこの「ホソウリゴケ」、苔テラリウムにはあまり向かないらしい。
さらに言うと「ギンゴケ」も難しいとのこと。

ホソウリゴケとは?

乾燥したアスファルトのすき間やコンクリの隅など、都市部の道端でよく見かける苔。
細くて繊細な葉を持ち、水分があるときは鮮やかな緑に。
乾燥には非常に強い反面、湿度が高く保たれる苔テラリウム環境では逆に育ちにくい傾向があり、蒸れやすいのが難点。

ギンゴケとは?

「銀色に見える」白っぽい光沢のある葉が特徴の苔。
ブロック塀や日当たりのいい道端で広がるように群生することが多い。
ホソウリゴケと同様に乾燥には強いが、瓶の中では通気不足になりがちで、苔テラリウムでは管理にコツがいる。

でもまあ、出会ってしまったので。

とはいえ、今さら「苔に向いてませんでしたね」といって窓から投げ捨てるのも、ちょっと違う気がする。

拾ってきたときの、あのふかふかの感触。小さな命がぎゅっと集まっている感じ。
そんな出会いがあった以上は、もう縁なのだ。

この瓶の中で一緒に過ごしてみようと思う。
別れがくるその時まで。できれば、できるだけ先の話でありますように。

もしかしたら、ミラクルが起きてスクスク育ってくれるかもしれないしね。
そんな希望もこめて、しばらく見守っていくことにする。

\ 最新情報をチェック /

苔テラリウム初心者の観察日記 道端のホソウリゴケを育てる vol.1” に対して1件のコメントがあります。

コメントは受け付けていません。